走ると腰や膝が痛む原因は?|前鋸筋が働かない体で起きていること|春日井市にあります整体・整骨の「柏接骨院」

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走ると腰や膝が痛む原因は?|前鋸筋が働かない体で起きていること

ランニング中に腰と膝の痛みを感じている男性の横長写真

「走ると腰が張る」

「膝の外側が痛くなる」

「距離が伸びると脚ばかり疲れる」

筋力不足でしょうか?

フォームが悪いのでしょうか?

もちろんそれも一因かもしれません。

しかし見落とされがちなのは、

上半身の“回旋力”が失われていることです。

その鍵が、前鋸筋です。

歩き方が変わると体は軽くなる?|前鋸筋が生む“推進力”とは?

 

 

なぜ走ると腰や膝が痛くなるのか?

 

走行は歩行よりも衝撃が大きく、地面からの床反力も強くなります。

その力をどう処理するかで、

  • スムーズに進む走り
  • 無駄に疲れる走り

に分かれます。

本来は、

腕振り → 胸郭回旋 → 骨盤回旋 → 股関節推進

という連鎖が起きます。

この連鎖があると、衝撃は全身に分散されます。

しかし連鎖が崩れると、衝撃は一部に集中します。

その集中先が、腰や膝です。

シンスプリント|すねの痛み

 

 

前鋸筋がオフになると上体が止まる

 

前鋸筋は肋骨と肩甲骨をつなぐ筋肉です。

この筋肉が働くことで、

  • 肩甲骨が安定
  • 胸郭が前方へ拡張
  • 体幹がスムーズに回旋

します。

ところが前鋸筋が機能しないと、

  • 腕振りが小さくなる
  • 胸郭が動かない
  • 体幹がブロックされる

結果として、上体が“止まる”走りになります。

走行では体幹回旋のスピードが重要です。

ここが止まると、エネルギーは流れません。

 

 

上体が止まると下半身が過剰に働く

 

体幹で回旋が作れないと、脚で地面を強く押すしかなくなります。

床反力は前方へ変換されず、縦方向に跳ね返ります。

すると、

  • 大腿四頭筋が過剰に働く
  • 腓腹筋が張る
  • ハムストリングが硬くなる
  • 骨盤が固定され腰椎が固まる

脚主導の“押す走り”になります。

一見パワフルに見えますが、実際はエネルギー効率が悪く、疲労が蓄積しやすい走り方です。

片側だけ太ももが張るのはなぜ?実は骨盤のバランスが崩れているサインかもしれません

 

 

前鋸筋と腹斜筋の連結が失われると何が起きるか

 

前鋸筋は腹斜筋と連動して、体幹のクロスパターンを作ります。

右腕が前へ振られるとき、左下肢が前へ出る。

この連鎖がスムーズに起きることで、走りは“流れる”動きになります。

しかし前鋸筋がオフになると、

僧帽筋上部

脊柱起立筋

大腿四頭筋

腓腹筋

という伸展優位ラインに依存します。

これは「固める走り」です。

上から固め、下で押す。

回旋ではなく、直線的な力の出し方になります。

 

 

だから腰や膝に痛みが出る

 

体幹回旋が不足すると、

腰は代わりにねじれを受け持ちます。

本来分散されるはずの衝撃が、腰椎に繰り返し加わります。

膝も同様です。

衝撃吸収を体幹で行えないため、膝関節に負担が集中します。

特に、

  • ランナー膝
  • 腸脛靭帯の張り
  • 膝蓋骨周囲の痛み

は、下肢だけの問題とは限りません。

この、走行中の“上体の止まり”が関与しているケースは少なくありません。

ランニングで股関節や太ももが痛い原因|再発を防ぐ体の使い方

 

あなたはこんな走り方になっていませんか?

 

  • 腕振りが小さい
  • 肩がすくむ
  • 走るとすぐにふくらはぎが張る
  • 腰が重くなる
  • 距離が伸びるとフォームが崩れる

もし当てはまるなら、前鋸筋が十分に働いていない可能性があります。

痛みは、「そこが悪い」というサインではなく、連鎖が崩れているサインです。


次回、第三部では

なぜ前鋸筋がオフになるのか。

そしてどうすれば“スイッチを入れ直せるのか”。

呼吸、神経入力、胸郭の可動性の視点から掘り下げます。

前鋸筋の正しい鍛え方|走りが軽くなるトレーニング方法

 

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