「最近、歩くとなんだか重い」
「走るとすぐにふくらはぎが張る」
「昔より疲れやすくなった気がする」
そんな感覚はありませんか?
年齢のせい、筋力不足、体力低下…。
そう思われがちですが、実は原因は“下半身”ではないかもしれません。
もしかすると、歩き方が重くなっている原因は――
上半身の使い方にあるかもしれません。
その鍵を握っているのが「前鋸筋(ぜんきょきん)」という筋肉です。
歩行や走行は、脚だけで行っているわけではありません。
実際には、
これらが連動して初めて、スムーズな動きになります。
ところが、上半身がうまく動いていないと、
結果として、エネルギー効率が悪くなります。
「頑張っているのに進まない」
「やたらと脚が疲れる」
そんな状態は、上半身の“流れ”が止まっている可能性があります。
前鋸筋は、肋骨から肩甲骨へつながる筋肉です。
脇の下あたりから肋骨の側面にかけて存在し、肩甲骨を胸郭に安定させる役割を持っています。
一般的には、
「肩甲骨を固定する筋肉」
「姿勢を保つ筋肉」
と説明されることが多い筋肉です。
しかし本当にそれだけでしょうか。
前鋸筋は、
上半身と体幹をつなぐ“連結装置”
でもあります。
ここが重要です。
歩行やジョギングでは、腕は自然に振られます。
この腕振りは、単なるバランス取りではありません。
腕が前後に振られると、
この体幹回旋が起きることで、
反対側の股関節が自然に前へ振り出されます。
つまり、
腕振り → 体幹回旋 → 下肢の前方振り出し
という流れが生まれます。
この“流れ”を作るスイッチが、前鋸筋です。
前鋸筋が働くことで、
その結果、腕振りのエネルギーが体幹へ伝わり、推進力へと変換されます。
前鋸筋が適切に機能している人の歩行は、
という特徴があります。
床から返ってくる反力(床反力)は、
縦方向へ逃げるのではなく、前方向へ変換されます。
逆に前鋸筋がうまく働かないと、
結果として、ふくらはぎ・太もも・腰への負担が増えていきます。
同じ距離を歩いても、体が軽く感じる人と重く感じる人がいるのは、この差によるものです。
歩き方が軽い人には共通点があります。
それは、
上半身が先に動いていること。
脚で頑張るのではなく、体幹が流れを作り、脚がそれに乗っている。
その流れの始まりを作るのが、前鋸筋です。
前鋸筋は強大なパワーを出す筋肉ではありません。
しかし、
歩行や走行における“モーターのスイッチ”のような役割を担っています。
ここが変わるだけで、
歩き方は驚くほど変わります。
次回の第二部では、
前鋸筋がうまく働かないと何が起きるのか。
なぜ下半身ばかりが疲れるのか。
代償パターンとエネルギー効率の視点から、さらに掘り下げます。
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