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前鋸筋とは?どこにある?役割と歩き方への影響をわかりやすく解説

前鋸筋を意識して壁を押す女性の横姿。脇から肋骨外側の筋肉がハイライトされている

公開日:2024年10月20日
最終更新日:2026年3月2日

 

「前鋸筋ってどこにあるの?」

「どんな働きをする筋肉?」

「鍛えると何が変わるの?」

最近、トレーニングや姿勢改善の話題でよく耳にする前鋸筋(ぜんきょきん)。

しかし実際にその場所や役割を正しく理解している方は、意外と少ないかもしれません。

前鋸筋は、単なる“肩の筋肉”ではありません。

歩き方や姿勢、さらには呼吸にまで関わる、非常に重要な筋肉です。

今回は、前鋸筋の基礎から、歩き方との関係までをわかりやすく解説していきます。

 

 

前鋸筋とはどんな筋肉?

 

前鋸筋は、肋骨の外側から肩甲骨の内側縁にかけて広がる筋肉です。

名前の「鋸(のこぎり)」は、肋骨に沿ってギザギザに付着している形状から来ています。

一般的には、

  • 肩甲骨を安定させる筋肉
  • 肩を支える筋肉

として説明されることが多いですが、実際の役割はそれだけではありません。

前鋸筋は、上半身と体幹をつなぐ“連結筋”でもあります。

 

 

前鋸筋はどこにある?場所をイメージで解説

 

前鋸筋は、脇の下から肋骨の側面にかけて存在しています。

肩甲骨の内側と肋骨をつなぐように走っているため、

  • 脇の奥
  • 胸の横
  • あばら骨の外側

このあたりが目安になります。

鏡の前で両手を前に伸ばし、軽く壁を押すようにすると、脇の奥が少し張る感覚があるかもしれません。

そこが前鋸筋です。

 

 

 

前鋸筋の役割とは?肩甲骨だけではない重要な働き

 

前鋸筋の代表的な役割は、肩甲骨を胸郭に安定させることです。

しかしそれだけではありません。

前鋸筋は、

  • 肩甲骨の前方移動(外転)
  • 胸郭の拡張
  • 体幹回旋の補助
  • 呼吸のサポート

といった働きを担っています。

特に重要なのが、体幹回旋との関係です。

腕を前に振るとき、肩甲骨が動き、胸郭が回旋します。

この連鎖をスムーズにするのが前鋸筋です。

つまり、前鋸筋は「動きの流れ」を作る筋肉なのです。

 

前鋸筋が働かないとどうなる?

 

前鋸筋がうまく機能しないと、

  • 肩がすくみやすい
  • 腕振りが小さくなる
  • 背中が固まる
  • 歩き方が重くなる

といった変化が起こります。

体幹が回旋しにくくなるため、脚だけで地面を押すような動きになりやすくなります。

その結果、

  • 脚ばかり疲れる
  • 腰が張る
  • 膝に負担がかかる

といった状態につながることがあります。

走ると腰や膝が痛む原因については、別記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

走ると腰や膝が痛む原因は?|前鋸筋が働かない体で起きていること

 

 

前鋸筋と歩き方の関係

 

歩行は脚だけで行われているわけではありません。

本来は、

腕振り → 胸郭回旋 → 骨盤回旋 → 下肢の振り出し

という連鎖が起こります。

前鋸筋が働くことで、

  • 腕振りがスムーズになる
  • 体幹にリズムが生まれる
  • 体重移動が滑らかになる

その結果、歩行効率が向上します。

歩き方が軽くなる理由については、詳しく別の記事で解説しています。

歩き方が変わると体は軽くなる?|前鋸筋が生む“推進力”とは?

 

 

前鋸筋を感じる簡単セルフチェック

 

前鋸筋が働いているかどうか、簡単に確認する方法があります。

① 壁プッシュ

壁に両手をつき、肩をすくめずに軽く押します。

脇の奥が自然に働く感覚があればOKです。

② 呼吸チェック

横に手を当てて深呼吸します。

肋骨が横に広がる感覚があれば、前鋸筋が入りやすい状態です。

③ 腕振りチェック

その場で軽く腕を振ります。

肩が上下に動くのではなく、脇から滑らかに動くかどうかを確認します。

うまく感じられない場合は、前鋸筋がオフになっている可能性があります。

正しい鍛え方については、トレーニング記事で詳しく解説しています。

前鋸筋の正しい鍛え方|走りが軽くなるトレーニング方法

 

 

前鋸筋を使う感覚は自己流ではつかみにくい?

 

前鋸筋は、目で見えにくく、触れにくい筋肉です。

腕や脚のように「ここが動いている」と分かりやすい筋肉ではないため、自己流でトレーニングをしても、

ちゃんとできてるか不安…

というケースは少なくありません。

特に前鋸筋は、「鍛える」よりも「正しく入れる」ことの方が難しい筋肉です。

フォームが少しずれるだけで、別の筋肉が代償してしまいます。

その結果、

「頑張っているのに歩き方が変わらない」

「トレーニングしているのに肩がこる」

という状態になってしまうこともあります。

もし、

「前鋸筋が入っているのか分からない」

「自己流で続けているけれど変化を感じない」

という場合は、一度ご来院ください。

 

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