こんにちは。
今回は、実際の症例から、【首から背中の痛み】の原因について、お話ししていこうと思います。
首から背中の痛みを出す一つの例として、読んでいただけると嬉しいです。
首から背中に痛みがある、と来院される患者さまはけっこう沢山います。
ある患者さまを例に挙げると、
・痛みは半年以上前から
・もともと腰が悪い
・最初は背中が痛かったが、来院日より2か月くらい前から首も痛くなってきた
・病院でレントゲンやCTを撮ってもらったが、異常はなかった
・リハビリに通うも、良くなる気配がないので行かなくなってしまった
・手の痺れは無い
といった訴えでのご来院でした。
こういった場合、普段の姿勢が悪かったり、運動不足が原因にある事が多いように思います。
長時間パソコンやスマホを使ったりした場合や、良い姿勢をとろうとして背中や肩に力が入ってしまっている場合などですね。
そうすると、特定の筋肉に負担がかかり続け、関節の動きもない事から、背骨の形が悪くなってしまいます。
いわゆる、
・ストレートネック
・フラットバック(平背)
といわれる状態になる事が多いです。
人の背骨は横から見るとS字を描いているのが正常ですが、このS字が歪んでしまうんですね。
この患者さまの場合も、すぐにそれと解る状態でした。
こうなってしまうと、ストレッチやマッサージだけではなかなか症状は良くなりません。
何か月もストレッチ、マッサージを続ければほんの少しづつでも良くなっていくかもしれませんが、かたよった運動や姿勢が根本的な原因ですので、忘れてしまった体の動きを思い出すための運動をする事が重要になってきます。
使われづらかった筋肉を動かし、動かなかった方向に関節を動かすって事ですね。
実際に今回も、呼吸を使ったリラックスメニューや、歪んで固まった骨格を矯正するところから施術を始めました。
が、数日は楽だけど4,5日後には元に戻ってしまった、との結果でした。
そこでやってもらったのが、All4(オールフォー)というメニューです。
呼吸と一緒に体を丸くして、腹圧をかけ、背骨を動かしていきます。
ヨガやピラティスでも取り入れられているこの姿勢ですが、当院では、横隔膜を使った呼吸をうながす様に指導する事が多いです。
この患者さまのケースでも、このAll4を取り入れた結果、一週間後の来院時でも症状が軽減した状態をキープできていました。
横隔膜を使った呼吸を行えば、腹圧がかかり、体幹を安定させる「腹横筋」という、コルセットのような働きをしてくれる筋肉を刺激します。
さらに腹横筋と連動して、背骨を支え、動かすインナーマッスルである多裂筋のスイッチが入ります。
これらの筋肉が正しく働く事で、背骨が真っすぐになってしまうストレートネックやフラットバックの改善に繋がるんですね。
このメニューを更に上手に行えるようになれば、悪くても、恐らく当初の痛みの10分の2~3くらいまでは良くなるでしょう。
自分の体を動かして治す事は、更に良い効果をもたらします。
それは、これまで使っていなかった筋肉や関節を動かす事で、自然と姿勢の改善ができたり、体が疲れにくくなったりするって事です。
しかし残念ながら、それは文章ではお伝えする事ができません。
体の感覚は、感じてもらうのが一番です!
体が変わる感覚を感じたい方。
私も首や背中が気になるし、もしかして同じかな・・・と思い当たる方。
試しに当院の整体&エクササイズを受けてみませんか?
腹圧や姿勢に関して、こちら↓でもお話しています。
それでは、今回も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました!
柏接骨院/Body Activation Studio
院長 長谷川純
スポーツ障害や肩こり、腰痛、膝の痛みなど。
急な痛みや慢性疾患まで真摯に向き合う治療院です!
〒486-0927
愛知県春日井市柏井町5-207
℡0568-70-3702