こんにちは、春日井市の柏接骨院です。
最近、バスケットボールでのプレー中に腰や股関節の痛みを訴える方が増えています。
今回はその中から、50代女性の症例をご紹介します。
患者さんは、バスケットボールのプレー中に腰と股関節に痛みを感じ、日常生活でも「足を上げづらい」「階段の昇降がつらい」といった症状が続いていました。
特に股関節の屈曲制限が強く、立ち上がりや歩行にまで影響が出ていたため、しっかりとした評価と、段階的なアプローチが必要と判断しました。
バスケットボールは、ダッシュ・ストップ・方向転換・ジャンプなどの動きの切り替えが激しい競技。
特に体幹の連動性が不十分だと、腰に過度なストレスが集中しやすくなります。
このような腰や股関節のトラブルは、成長期の子どもだけでなく、大人やシニア世代のプレーヤーにも起こりやすい障害です。
筋力・柔軟性・運動頻度のバランスが崩れることで、小さな負担が痛みへとつながります。
ディフェンス姿勢(腰を落としたハンズアップ)では、腹圧・下肢の安定性・胸郭の柔軟性が求められます。
これらの要素が欠けると、腰で踏ん張るフォームになり、負担が集中するのです。
体幹の安定は、腰や股関節の動作を正しく導くための土台です。
腹圧の維持ができることで、腰椎への圧迫ストレスを軽減できます。
胸郭(肋骨まわり)の動きが悪いと、股関節や骨盤の動きも制限されます。
背骨・肩甲骨の可動域を広げることで、連動性が改善され、下半身の負担を軽減します。
股関節・膝・足首が安定していることで、腰が無理に支えなくても体を動かせるようになります。
特にディフェンスやジャンプ着地の安定性に影響します。
上半身と下半身の“つながり”が切れていると、負担が局所に集中しやすくなります。
今回の症例でも、連動性のトレーニングで動作全体がスムーズに改善していきました。
患者さんには、以下のような段階的で安全なトレーニングドリルを処方しました。
安定した姿勢で股関節の屈曲可動域を引き出し、痛みなく動かせる範囲を広げていきます。
腹圧を抜かずに動作する練習を加えることで、無理な力みや補正動作を防止し、腰や股関節への余計なストレスを減らします。
今回のケースでは、
これらが改善のカギとなりました。
柏接骨院では、ひとりひとりの状態に合わせて適切なドリルや施術を組み立て、症状の改善だけでなく、再発予防とパフォーマンスアップを両立する施術を行っています。
スポーツ中の痛みは、体のSOSサイン。
早めに見極めて適切にケアすることで、ケガを防ぎ、長くプレーを続けられます。
バスケに限らず、スポーツでの腰や股関節の痛みにお悩みの方は、ぜひ柏接骨院までご相談ください。
📍 柏接骨院 / Body Activation Studio
愛知県春日井市柏井町5丁目207番地
TEL:0568-70-3702
院長:長谷川 純