「甘い物がやめられない」
「ストレスが溜まると食べ過ぎてしまう」
「夜になると衝動的に何か食べたくなる」
こうした経験は、多くの人に心当たりがあるのではないでしょうか。
多くの場合、それは「意志が弱いから」と考えられがちです。
しかし最近の研究では、こうした衝動的な食欲の背景には
など、身体の状態そのものが関係していることが分かってきています。
今回は、「脳の欲求」と「腸の状態」の関係を見ながら、衝動的な食欲の正体を解説していきます。
甘い物を食べると、私たちの脳ではドーパミンという神経伝達物質が分泌されます。
これは「報酬系」と呼ばれる仕組みに関わる物質で、満足感や快感、やる気などに深く関係しています。
つまり甘い物を食べたとき、
「おいしい」
「幸せ」
と感じるのは、脳の正常な仕組みです。
ただし、ストレスや疲労が続くと、この報酬系は少し敏感になります。
脳は疲れた状態になると、より強い刺激や快感を求めるようになるからです。
その結果として、甘い物やジャンクフードのような、すぐに満足感が得られる食べ物に手が伸びやすくなります。
この状態になると、本人の意思だけで食欲をコントロールするのは、実はそれほど簡単ではありません。
近年、注目されているのが腸脳相関(ちょうのうそうかん)という考え方です。
これは、腸と脳は神経やホルモンを通じて密接につながっているというものです。
例えば腸内細菌は、
などを作り出し、それらが脳の働きに影響を与えます。
つまり、
腸内環境が乱れると、脳の欲求にも影響が出る可能性がある
ということです。
実際に、腸内細菌の状態が食欲や食行動に関係しているという研究も増えています。
メンタルに深く関わる物質として有名なのがセロトニンです。
セロトニンは、安心感や落ち着き、幸福感といった感覚に深く関わる神経伝達物質で、「幸せホルモン」と呼ばれることもあります。
このセロトニンの材料になるのが、トリプトファンというアミノ酸です。
トリプトファンは
などに含まれています。
興味深いのは、体内のセロトニンの多くは腸で作られているという点です。
つまり、腸の状態がメンタルの安定に関係している可能性があるということになります。
甘い物が止まらない原因の一つとして、栄養不足が関係していることもあります。
人間の体はとてもよくできていて、必要な栄養が足りないと、「もっと食べろ」という信号を出します。
特に不足しやすいのが
などです。
こうした栄養素が不足すると、エネルギー代謝がうまく回らなくなり、疲れやすさや集中力の低下が起こります。
すると体は「すぐエネルギーになるもの」を求めるようになります。
その代表が糖質(甘い物)なのです。
食欲のコントロールにおいて、血糖値の安定も非常に重要です。
例えば、甘い物や精製された炭水化物を多く摂ると、血糖値は急激に上がります。
すると体はそれを下げるためにインスリンというホルモンを分泌します。
しかし血糖値が急激に下がると、体は「エネルギー不足だ」と判断してしまいます。
その結果、
などが起こりやすくなります。
これがいわゆる血糖スパイクによる食欲の乱れです。
ストレスが続くと、体は交感神経優位の状態になります。
この状態では、
などが起こりやすくなります。
この状態では、消化機能が落ち、腸の働きも低下しやすくなります。
さらに睡眠の質も下がるため、疲労が抜けにくくなり、体は常にエネルギーを求める状態になります。
逆に、呼吸が深くなり、睡眠が整い、自律神経のバランスが安定してくると、腸の働きも徐々に落ち着いてきます。
すると食欲も自然と穏やかになってくることがあります。
「甘い物がやめられない」
「衝動的に食べてしまう」
こうした問題は、精神の問題だけで説明できるものではありません。
実際には、
といった体のコンディションが深く関係しています。
つまり、メンタルを整えるためには、体を整えることもとても大切なのです。
腸を整えること。
栄養のバランスを見直すこと。
血糖値の乱れを防ぐこと。
呼吸や睡眠を整えること。
それらを少しずつ整えていくことで、
心も体も自然と安定していくことがあります。
もし最近、
「ストレスが抜けない」
「食欲がコントロールできない」
と感じているなら、まずは体の状態を整えることから見直してみるのも一つの方法かもしれません。
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