階段を降りる際に膝が痛む原因はいくつか考えられます。
一般的な原因としては次のようなものがあります。
●膝関節の炎症や損傷
膝の関節炎、半月板の損傷、靭帯や軟骨の問題などが階段を降りる際に痛みを引き起こすことがあります。
●筋肉の弱さや不均衡
大腿四頭筋やハムストリングスなどの脚の筋肉が十分に強くない場合、特に階段を降りる際に痛みを引き起こすことがあります。また、筋力のバランスが悪い場合も同様です。
●姿勢の問題
正しい姿勢で階段を降りないことが膝に負担をかける原因になることがあります。姿勢が悪いと膝に余分な圧力がかかります。
●過度の負荷
運動不足や急激な運動量の増加、体重の増加などが膝に負担をかけ、階段を降りる際の痛みを引き起こすことがあります。
●膝関節の変形
骨の形状が変わることによって膝に負担がかかり、痛みを引き起こすことがあります。例えば、変形性膝関節症などが該当します。
その中でも今回は、●筋肉の弱さや不均衡●姿勢の問題●過度の負荷、が原因で痛みが出ていた実際のケースをご紹介したいと思います。
同じように階段を降りる時の膝の痛みで悩んでいる方のヒントになればと思います。
結論を先に言うと、そういう事でした。
例えば「しゃがむ動作」で言うと、
●膝がつま先よりも前に出る
●カカトが付いたまましゃがめない
この様な方は膝に負担がかかりやすいです。
これは股関節より膝の関節を使ってしゃがんでいるからです。
膝を多く使っているから疲労が蓄積し、痛みが出やすい状態となっているわけですね。
階段を降りる動作は、しゃがむ動作より複雑です。
片足立ちになる→片足立ちのまま下の段に足を伸ばす→接地、体重移動→片足立ち
となりますからね!
より膝に負担がかかるシーンなわけです😥
ではどうしたらよいかと言うと、股関節、お尻の筋肉をしっかり使えるようにする事です。
お尻の筋肉は大きいので、体重を支えるのにうってつけです!
この患者さんは筋肉の出力が下がっていたので、まずはお尻の筋肉のトレーニングをしました。
そして実際に階段を降りる動作をした時に、お尻の筋肉が効果的に使われるようにトレーニングをしました。
不思議なもので、何も意識せずに段差を降りる動作では膝が痛むのですが、お尻に力が入るようにコントロールして降りる動作では痛みが出ないんですよね。
このコントロールと、それを可能にするくらい筋肉の出力がある事。
そして意識せずにその反応を体がしてくれれば、問題は解決というケースでした。
柏接骨院/Body Activation Studioでは、体のバランスを整えて体の反応を変える事を得意としていますが、筋肉トレーニングや動作改善トレーニングなどを通して痛みを解決する事も得意としています。
もしなかなか治らない痛みでお悩みの方がいらしたら、一度ご来院いただければと思います。
柏接骨院 院長 長谷川純
柏接骨院/Body Activation Studio
愛知県春日井市柏井町5丁目207番地
TEL 0568-70-3702