指を曲げた瞬間に走る痛み、そして長く続く腫れや不自由さ。
突き指(つきゆび)は、日常の些細な動作やスポーツ中に、予期せず起こる怪我の一つです。
その症状と対処法について探ってみましょう。
突き指は、手や足の指を強くぶつけたり、曲げたりすることによって生じる急性の怪我です。
指の関節部分やその周辺の組織にダメージが生じ、痛みや腫れ、時には内出血が起こることがあります。
指を曲げる際に痛みを感じたり、腫れや青アザが見られる場合、突き指を起こしている可能性があります。
突き指の治療法は、症状の重さや状態によって異なりますが、一般的な方法は以下の通りです
●安静と冷却
指を安静に保ち、炎症を抑えるために冷やすことが重要です。氷嚢を使用して、15分ほど冷やしましょう。
●圧迫と挙上
指に圧迫をかけず、軽く包帯で固定することで安定させます。また、指を上げることで腫れを減らすことができます。
●リハビリテーション
急性の激しい痛みが引いてきたら、専門家の指導の下での物理療法や運動療法を行う事が効果的です。
突き指をした際は、その指を動かす筋肉が硬くなって腫れがなかなか引かなかったり、可動域が完全に戻らないなどの後遺症が残る事があります。
こういったリスクを減らすためにも、専門家の指導の下、硬くなった筋肉をほぐしたりストレッチを行う事が重要です。
●指の第一関節(DIP関節)が曲がったまま伸びなくなった
この症状がある時は、ただの突き指ではないかもしれません。
マレットフィンガー(槌指)といって、指の先端の伸筋(しんきん)腱の損傷や断裂によって生じる指の異常です。
通常、この怪我は指先を突然強く曲げたり、突き指をしたりすることによって起こります。
その結果、指先が曲がったままになり、通常は自力で伸ばすことができません。
治療は、早期に適切な対処が重要で、安静や固定、手術が必要な場合もあります。
適切な治療を受けないと、指の形が永久的に変形したり、機能が制限されたりする可能性があります。
時には骨折を併発している場合もありますので、病院でレントゲンなどの画像診断を受ける事をおすすめします。
急性期には冷却(アイシング)と圧迫固定を行い、炎症による激しい痛みを早期に抑える処置を行います。
その後は、負傷部位の機能が早期に回復するよう、リハビリテーションや、微弱電流治療器エレサスなどを使った物理療法を行います。
柏接骨院 院長 長谷川純
柏接骨院/Body Activation Studio
愛知県春日井市柏井町5丁目207番地
TEL 0568-70-3702