今回も症例と、治療法の紹介です!
実際あった症例にどういう事をしてよくなったのか?
を紹介させていただく事で、同じような症状でお悩みの方が
ご自分でケアする際のヒントにしていただければと思います(^^)
今回はギックリ腰です!
30代の女性の方で、ふとした時に腰が痛くなり、
時間がたつごとにどんどん痛みが増していった。
との事で来院されました。
一気にガクッ!とくる痛みが襲うパターンもありますが、
じわじわ来るパターンですね。
靴を靴箱に入れる時や、椅子から立ち上がる時の動きを見ていましたが、
身体を前かがみに倒す動作がぎこちなく、腰を庇って動いているのがよくわかりました。
どんな感じかわからないと思ったので、
ちょっとやってみました。↓こんな感じです。
顔はちょっと盛ってます笑
ギックリ腰は、腰、お尻、背中、お腹などの筋肉が緊張しすぎて硬くなる事で
痛みが出たり、動けなくなっている事が多いです。
ふくらはぎの筋肉がつる、いわゆる「こむら返り」が、
それら体幹の筋肉で起きているようなものだと思ってください。
こむら返りを経験した事がある方なら、
動けない理由も何となくわかっていただけると思います(^^;)
ではどうしたら良いか?
いろいろアプローチの仕方はあると思うんですが、
今回のケースでは、寝返り動作と立ち上がり動作が特に痛みを感じるとの事でしたので、
その動作の時に特に痛みに関連している筋肉を特定し、集中的に施術します。
これで少なくとも3~5割程度は痛みが軽くなる事が多いです。
あと立ち上がり動作の時に、体を前に倒す事ができていないと感じていましたので、
呼吸を使って体を丸めるエクササイズをしました。
このエクササイズをする事で、
①体を丸める事への恐怖心を無くす
②腹筋や呼吸を利用して体を丸める事で、腰・背筋の弛緩を促す
③腹式呼吸をする事で、全身の筋緊張が解けやすい
という効果が期待できます。
今回のケースでもそれがバッチリはまり、
エクササイズ後は
「今、靴下が普通にはけてびっくりしました」
って喜んで帰られました。
3日目の来院時には、ほぼ完治してました(^^) b
筋肉への施術も、呼吸を利用したエクササイズも、セルフで行う事は難しいかもしれません。
自分で自分をマッサージできませんし、
何より施術部位の特定にはそれなりの知識や経験が必要です。
エクササイズは細かく気を付ける所が多いので、難易度高めです(^^;)
なのでもしギックリやってしまった時は、専門家の施術を受ける事をおすすめします!
でも、安心してください。
動くときの痛みを和らげる方法があります(^^)
今回の患者さんにも実際やってもらった方法です。
それは、
動くとき、息をゆ~っくり吐きながら動く
これです。
痛みがあると、つい体を強張らせて息を止め、我慢して動きがちですが、
これだと硬くなった筋肉がより硬くなってしまうので
上手く伸び縮みできずに余計に動けなくなってしまいます。
息を吐く事で全身の緊張が解けやすくなり、
無駄な力を使わずにリラックスして動きやすくなるでしょう。
もしギックリしてしまったら、だまされたと思ってやってみてください(^^)
ちょっとコツがありますので、また動画をアップしておきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!