このブログでは、実際みえた患者さんの症例と、その対処法を紹介していきます。
どういう事をしてよくなったのか?を紹介させていただく事で
同じような症状でお悩みの方が
ご自分でケアする際のヒントにしていただければと思います。
では早速ですが今回ご紹介する症例は、
目薬を差す時に首、肩が痛い!
です。
実際に来られた患者さんは「目薬を差す時」との事でしたが、
空を見る時でも、鳥を見る時でもなんでもいいですよ(^^)
上を向く、つまり「首の伸展動作」で首や肩に痛みが出るという事です。
これは肩こりの方や、姿勢が悪い方は一度は経験した事のある症状かもしれませんね。
では何故、首の伸展で痛みが出るのでしょう?
いろいろ考えられますが、よくありそうな原因としては、
①頚椎症
②椎間板障害
③筋肉の拘縮
などが考えられます。
①と②に関しては、首を伸展する事で神経の通り道を圧迫してしまい、
神経にストレスがかかる事で痛みや痺れなどの症状がでます。
これはなかなか厄介です。
③に関しては、特定の筋肉が拘縮する(硬くなる)事で
本来の動きができなかったり、筋肉内の神経や血管を圧迫する事で痛みが出ます。
軽度の痺れが起きる事もあります。
見逃されがちですが結構あります。
今回ご紹介する対処法は、3つめの筋肉の拘縮に対して有効なものです。
頚椎症や椎間板に問題のある場合は別の対処法が必要になりますので、
あ、これは違うな…と思ったら無理はしないようにしましょう(^^)
僕がやった施術内容を、セルフケアの形にして紹介していきます!
文章でも説明しますが、動画も用意したのでこちらもご覧ください(^^)
①親指、または四指を後頭部の隆起している所の少し下にあてます。
②そこを指で軽く押したまま、首をそってみてください。
その時痛みが無くなっていれば、首をそる、元に戻すを繰り返してみてください。
痛みが弱くなるようでしたら、少し指をずらして同じように動いて
痛みが無くなるポイントを探してみてください。
③痛みが無くなるポイントが見つかったら、10回ほど首をそる、戻すを繰り返します。
④指を放して、首をそってみてください。
痛みが弱くなっていたり無くなっていたら効果ありです!
いかがでしょうか?
実際に来られた患者さんには僕が施術をして、すぐに症状が消えました。
頭と首の間にある筋肉の拘縮が原因と考えられるわけですが、
実はこれは自分でやるよりも他人にやってもらった方が確実に効果は出ます(^^;)
実際に接骨院でやっている施術を応用して
セルフケアの形で紹介させていただきましたが、
もしご主人、奥さん、兄弟、友人などがいる場合は、
是非指を借りて手伝ってもらってください!
筋肉は一つ一つの筋肉が独立して動くわけではなく、
様々な筋肉が連動して動きを作っています。
また、頭がどの位置にあるか?
肩甲骨の位置は?
骨盤の傾きは?
など、各部位のポジションが重要にもなってきます。
首の動きだけでなく身体全体を見た時、
その痛みの原因に、胸、背中、腰など全てが関わっている事もよくあります。
今回紹介したものに限らず、
セルフのストレッチ、エクササイズで良くならない場合は無理をせず、
筋肉や姿勢、運動に詳しい専門家に見てもらう事をおすすめします!
最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました(^^)