こんにちは、柏接骨院です。
朝晩が冷えてきて、暖房に手が伸びる季節ですね。
この時期は汗をかく量が減り、のどの渇きも感じにくくなります。
でも体の内側では、暖房や乾燥の影響も重なって、むしろ水を必要とする場面が増えるんです。
「インフラ」とは、電気・水道・道路のように、私たちの生活を下から支える見えない土台のこと。
体で言えばそれは、血液・リンパ・細胞の外側を満たす体液です。
血液が酸素や栄養を運び、老廃物を回収し、熱を運んで体温をならす。
リンパは不要物の回収や免疫の巡回に関わる。
細胞外液は細胞が働く“作業場”になります。これらの主成分が水。
だから、水が不足すれば土台が軋み、上に乗る機能も揺らぎます。
現場で「水分が足りると体が整いますよ」とお伝えする時、私の頭の中では大きく3つのレベルが動いています。
水が満ちると血液の流れがスムーズになり、全身に酸素と栄養が行き渡りやすくなります。
粘度が上がって“重い血”になるのを避け、老廃物の回収も滞りにくい。
入浴後に立ちくらみが出る方は、事前のひと口で差が出ます。
筋肉が縮む・緩む、神経が信号を送る――その裏側で働くのが電解質(ナトリウム・カリウム等)。
水が不足すると濃度のバランスが崩れ、こむら返りや“集中が続かない”といった形で表に出ます。十分な水分は、この“伝言ゲーム”の正確さを支えます。
汗は体温の“安全弁”。乾く季節は暖房やマスクで粘膜が乾きやすく、肌のバリアも崩れがち。
内側から水が届くことで、体温の微調整や粘膜・皮膚のしっとり感を保ちやすくなります。
この3つ――流れる・伝わる・守る――が噛み合っている状態を、私たちは「整っている」と感じます。
逆に、どれかが欠けると、夕方の頭痛、作業効率の落ち、夜のふくらはぎのつり、肌のつっぱり…といった“地味だけど困るサイン”が顔を出します。
水分が不足すると、筋膜や筋肉同士のすべり(滑走性)が低下し、組織液の粘度が上がりやすくなります。
結果として
といった形で痛みの一因になり得ます。
加えて、軽度の脱水は痛みの感じやすさを高める方向にも働くため、「なんだか今日は痛みが強い」という日の背景に、水分不足が隠れているケースは少なくありません。
寝ているあいだに失う水分を補充しましょう。
胃腸にもやさしいです。
会議や作業の区切りで一口、を心がけましょう。
白湯・麦茶・カフェイン控えめのハーブティー、味噌汁・スープは水分+電解質の同時補給になります。
湯上がりのフラつき予防にも。
利尿作用があるため、“+水”をセットにしましょう。
Q. 1日の目安は?
A. 体重×30ml/日(60kgなら約1.8L)。
運動・入浴・サウナ・厚着してる時などは上乗せして摂取しましょう。
食事の水分も含まれるので“こまめ”が前提です。
Q. スポーツドリンクは?
A. 汗を多くかく場面では有効です。
ただし糖分が多いので、普段は水・お茶中心で、必要時のみ活用が無難。
「2リットル頑張る」より、起床後・食事時・作業の区切りでひと口。
これで十分に体感が変わります。
それでも不調が続く場合は、水分以外の土台(姿勢・呼吸・筋膜や神経の連動)を一緒に整えると改善が早いことが多いです。
気になる方は、柏接骨院へ気軽にご相談ください。
冷える季節こそ、からだの“インフラ”に水を通しましょう!
愛知県春日井市柏井町5丁目207番地
柏接骨院/Body Activation Studio
院長 長谷川純
TEL 0568-70-3702