寝ている子どもの手を引っ張って起こそうとしたり、手を繋いで歩いたり遊んだり…よくある光景ですよね。しかし、このような動作が原因で子どもの腕が上がらなくなってしまったり、腕を触ると痛がるようになってしまう事があります。
こんな時は、焦らなくて大丈夫です。肘内障の可能性が高いです。
肘内障は、肘の骨と靭帯が外れかかってしまった状態(亜脱臼)で、1~6歳くらいの子どもに起きやすい疾患です。当院でも数か月に一回くらいは肘内障のお子さんがご来院されます。
手を引っ張った時だけでなく、転んで手や肘を打った時や、腕を捻った時などにも起こる事があるため、「骨折か脱臼してるんじゃないか」と心配になる事もあると思います。
●触らなくても痛いのでずっと泣いてる
●腫れがひどく出ている
●痛みが無い方の腕との比較で明らかに変色している(青白くなっている)
こんな時は骨折の疑いがあるため、病院でレントゲン検査を受ける事をお勧めします。
そこまでの症状が無く、
●1~6歳
●引っ張った
●腕が痛そう。物を持てない。上がらない。
この条件ならほぼ肘内障です。
肘内障の整復は難しくはないですが、子どもにしてみれば痛い事に変わりはありませんので、やみくもに触るのはお勧めしません。お近くの病院か接骨院で整復してもらう事をお勧めします。接骨院でも保険適応できますので、保険証を用意してご受診ください。
肘内障は、橈骨頭を指で押さえて、前腕を内に回す(回内)。外に回す(回外)。肘を曲げる。と、コクッとした感覚があって整復されます。
個人差もあって、すぐ整復される子もいれば何度か整復を試みるケースもあります。整復中は痛いので子どもも泣いてしまうのですが、整復されれば手も上がりますし、物を持つ事もできるようになります。
泣いてる子どもの腕を触って整復するのも、経験が無いと怯んでしまうと思いますので💦
病院や接骨院で整復してもらう事をお勧めします
整復が成功してしばらくすれば自然と手を使って遊びだしますから、そうなれば安心です。しばらくは引っ張らないように気をつけて、様子を見ておいてあげてください。やはり手を使わない、上げないなど異常が見られるようでしたら、レントゲン検査などができる病院への再受診をお勧めします。
予約の患者様にはご理解いただいたうえでお待ちいただき、肘内障の処置を最優先で行います。前述した通りそれほど時間のかかる処置ではありませんし、地域の皆様も良い人たちばかりなので快諾していただけます。ご来院前に一本お電話いただけると調整が楽になりますので助かります😊→0568-70-3702
土日祝、保険診療時間外、休診日でも対応可能な場合があります。(外出中などはさすがに無理です、すみません)一度ご連絡ください。
柏接骨院 院長 長谷川純
柏接骨院・整体院/Body Activation Studio
愛知県春日井市柏井町5丁目207番地
TEL 0568-70-3702